12月2日の日記

2004年12月2日 演劇
チケットの先行予約があったのが9月24日。長かった。
最初に心奪われてから考えると、もう10年以上。
待ちに待ったこのとき。

JR大阪駅を出て、シアタードラマシティに向かいながら、
だんだん人が少なくなる。明らかに皆、同じ場所を目指し
ている。年齢層は明らかに私より高い。しかも美しい。
「仕事もやってますし、恋人もいますけどなにか?」
というような余裕が感じられる方々がいっぱいだ。
やっぱり、大沢たかおが好きなだけあって、洗練された人が
多い。

かなり後ろだったので表情そのまま感じ取る位置ではなかった
のだが、彼が直接私の目に入ったことに一種の達成感を感じた
のだろう、それだけで感極まってしまった。

内容は図書館のカード目録のデータベース化に反対したハリー
(大沢)が、図書館に立てこもり、さらに爆弾を仕掛け、
カード目録を残すよう要求する。それを熟練刑事のブライアン
(長塚)が説得するというものだ。

10月に劇団四季を見た。それが私の観劇デビューだ。
ミュージカルはお客さんに向かって歌い、踊るものだが、
今回は違った。私たちを無視というわけではないが、時には
背中を向けても話は進む。まずその感じが新鮮だった。
役者を身近に感じられるというか、演技は日常にあるというか、
そんなことを考えてしまった。私自身、図書館が好きで司書にも
なりたかったので、ハリーの話がより一層胸に響いた。大沢さん
が司書になりたかったとは思わないが、ハリーの図書館に対する
気持ちが私には伝わった。これが演技力っていうやつなんだう。

初めて見た感動、2人の演技力、上演後のカーテンコールのハニカミ笑顔・・・すべてが最高だった。

最初で最後といいながら、一度見てしまうと欲が出る。
また、いつか生の大沢たかおを見たい。
蒼

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