8月3日の日記

2005年8月3日 恋愛
エスパーみたいな話だが、その人が話す声は離れていても
聞こえてくる。

中学生のような話だが、その人の声を遠くで聞くだけで
体がこわばってしまう。

自分自身にいっぱい理由をつけて、この気持ちをなんとも
ないものにしてきたが、限界がきたらしい。

ろくに話したこともないのに、何にも知らないのに。

今まで経験したことのない“モヤモヤ”で、自分でどうして
いいか分からない。この年で“モヤモヤ”ってどうだろう。
自分で呆れちゃう。

思い出し?

2004年10月9日 恋愛
彼はクラスを3段階に分けるとAクラスの人だった。明るくて、おもしろくて、なぜか悪いことをしても先生に怒られず、むしろ好かれるという。それにひきかえ私は、よくいってBクラス。気のあった友達の前ではそれなりに会話も弾むが、それ以外の人とは緊張して全然話せない、先生の印象にもあまり残らない。

彼とはクラブが一緒だった。顔もよく、みんなに話しかけられ、いじられる彼を見て、「この人は勝ち組やな。」と思った。先輩に対して失礼な後輩がいたもんである。「私とは絶対話さんタイプなんやろうなぁ。」とも思っていた。Aクラスの人間がこんなパッとしない、Bクラスに話しかけるわけがない。案の定、彼は新入生の一番人気をかっさらい、高校のときはAクラスであっただろう女の子たちが皆、我先にと猛アタックだった。私はそれを遠くでみながら「あれは万人受けする顔立ちよなぁ、あの人なつっこい笑顔!そりゃぁ好きになるわな。」とこれまた冷静に分析していた。でも、それはちょっとAクラスに憧れる気持ちの表れでもあった。

彼は面倒見がよかったので、初心者で入った私の自主練に付き合ってくれた。基本的に負けず嫌いなのでよく夜遅くまで練習した。他の女の子たちはカラオケや飲み会を企画して、先輩たちと遊んだらしいのだが、そういうことには呼ばれず、気づかず(Bクラスの宿命?)、本当にクラブの時間だけの付き合いだった。

しかしいつからか、自主練後の片付けなどで少しづつ自分のことをお互い話だした。自主練習では、私が上手くいけばオーバーアクションで褒め、失敗しても文句をいいながらも最後まで付き合ってくれる。私の中で勝手にお兄ちゃん扱いであった。お互い話出したといっても、そこには恋愛の話題はなく、自分の好きな音楽などの些細な内容だった。すると、不思議なほどお互いの好みが一致していた。みんなが知っていないような歌手のCDを持っていたり、ミスチルでも好きな曲、好きなフレーズが一緒だったり、何にも考えてないかと思ったら、意外に彼も考える人だったり。そういうことが分かって、私はだんだん彼に親近感を覚え、この人は気が合うなと思っていた。その気持ちには好きという感情はなかった。

彼に告白されるまで私は全く気がつかなかった。仲良くなってからも私にも相手にも恋人はいたし、全く恋愛の話はしなかったからである。暇だからとメールが来れば、暇つぶしの相手させやがってと思っていた。毎日、メール(パソコン)がきてても、まめな人間やなぁ、さすがA型!としか思っていなかった。なので、彼が部室のある階とは違う女子更衣室のある階で一人でいても「先輩何してるんですか?もう更衣室誰もいませんよ。」などといい、「二人で、一緒に、映画に行こう。」と言われても「やけに二人って念押ししてるなぁ。」と思いながらもそういえば前二人とも見たいって言ってた映画あったなぁと、「あっ、はい。」と軽い返事。

結局その日はクラブの用事が入って映画は無理で、でも取り合えず二人で会った。学校の図書館前のベンチ集合だった。なぜ同じクラブなのにと思いながら、バラバラにそこに向かい、いつもは自信に満ちてる先輩がなぜか緊張しているなと思ったとき、やっと「もしや・・・?」と気付いた。

「お前が来るまでめちゃめちゃ長く感じた。そしていろんなことを俺は考えた。これからの世界のこと、おれ自身のこと・・・。えーと、僕○○○(フルネーム)は○○○さん(同じく)のことが好きです。付き合ってください。」

恋愛慣れているはずの人がこんなにストレートな告白をするんだと驚いた。そして一生懸命さにすごく魅かれた。そしてオーケーしたときの彼の笑顔はこれで世の女はだまされると思った。

いままではいい先輩と思ってた人が愛しい人に変わる。私は彼と初めてキスした瞬間、その気持ちに気付いた。あっ、この人のこと好きなんだ、と。彼は態度でものすごく気持ちが伝わってくる人だった。好きという言葉を聞かなくても愛されてる、守られてると思った。そして、二人は驚くほど相手の行動が分かった。今どう思ってるか、どうしたいか。でも彼の心変わりはなぜか分からなかった。

そのとき、私は10kg近くやせた。そのおかげでモテた(笑)

後になって冷静に考えても、私がどう頑張ったって、彼とその彼女の出会いは避けられなかった。彼の旅行先の出会いだ。私への気持ちが冷めてたということもあったのかもしれないが、そういう運命だったのだろうと思う。私としては、彼女が病気の妹のために実家に帰っている間に、そういうことをして、しかも嘘ついて別れを切り出すあたり、最低だと思う(この嘘がばれていることを未だに彼は知らない)。でも、私は彼が好きだった。彼ほど私のことを分かってくれる人はいないと思った。

最低だと思っても、私は一生この人を嫌いになれないと思う。私に感情を出すことを教えてくれたから。未練はないと思っているが、彼と付き合っていたような関係が一番いい付き合い方だと思っているということは、どっかしら引っかかっているんだろうなと思う。

思ってても口に出せないことを話せて「あ〜すっきりした!!♪」

思い出し?

2004年10月8日 恋愛
高校生のとき憧れの先輩がいて、その先輩との会話・情報を書くために日記を書いていた。挨拶したその日は朝からずーっとニヤニヤしてて、その後1週間は余韻で過ごせた。2年生になり、その先輩が卒業してしまってからは、全く書かなくなってしまった。

大学に入って、予定は書くようになった。しかしやっぱり日記をきちんとつけるのは彼氏がいる間だけな様な気がする。その人との会話、そのとき感じた気持ち、一語一句もらすまいと思って書くのだろう。でも、そのときの気持ちというのは書かなくてもずーっと覚えているものである。

私は恋をすると変わる。彼氏ができるとと言ったほうがいいのかもしれない。きっと世界中の人が変わるんだろう。自分ではあまり意識していないのだが表情が違うらしい。その人を見る目がとても優しく、その人のことを話す口調がとても穏やかで、今ままでの私を知っていた人はその変化に相当驚いたらしい。知人の言葉を借りれば、

「あんたもあんなふうになれれんね。」

失礼な。と思ったが、いつも冷静沈着な私が羽目をはずす姿がとても意外だったらしい。私としては羽目をはずした覚えはなかったのだが、浮き足立つだけで十分なインパクトだったらしい。最近はその変化が全く見られず、私の知ってる蒼じゃないと不評だったはずの姿を久しぶりに見たいという人も多い(笑)

好きな人がいて、その人も自分のことを好きでいてくれる。自分に自信のない人間が初めて血縁関係のない人の前で素顔がみせれた。私は本でも漫画でもドラマでもよく泣くし、目の前で泣かれると、もらい泣きせずにはいられない。それなのに他人の前で悩みを相談することはあっても涙を流したことは一回もなかった。それは人を信用していないということではないが、感情をセーブしていたのだと思う。それが人と付き合って初めて私は涙を流せた。これは私にはすごい進歩だった。

最初に大事な人に見せた涙は悔し涙だった。自分の中では頑張ってたことをある人に否定された。他の人からその話を聞いても悔しさや腹立たしさを感じたと思う。でも、他でもない自分が安心できる相手だったからこそ、弱さが出てしまったんだと思う。自分のことで人に涙をみせれるなんて、というか自分でセーブできない涙があるなんて思わなかった。泣きたくないのに涙が出るなんて知らなかった。彼の言ってくれた「オレはひいき目を抜いて、ちゃんとお前が頑張っているのを分かってるから。」という言葉が余計に涙を誘った。一生懸命私の涙を止めようとしてくれる彼の気持ちがうれしくて、申し訳なくて。その日の夜、彼からのメールには「今日、初めて涙をみせてくれたね。・・・」と書いてあった。女の子の涙なんか慣れていると思っていたのに彼にとっても大事件だったんだと思ったら、ちょっと嬉しかったのを覚えている。

親友に初めて涙を見せたのはその彼に振られたときだった。なにがなんだか分からなくて、信じられなくて、親友に電話をした。自分でも何をいっているか分からないほど取り乱したのは初めてだった。彼との別れ話のときも努めて冷静に、涙一つ見せずにいたのに、電話で彼女に「大丈夫?」と聞かれた瞬間、もうだめだった。

好きの気持ちを量るものはないのかもしれないけど、今まで生きてきて彼は一番好きになった人だった。そして彼のおかげでやっと自分が許せた。悔しいけどそれはまぎれもない事実。
最近、友達の友達に会う機会があった。
その人は初めて会ったわけではなかったのに、その日はなぜかもっと話したいなぁと思った。

友達の友達だったらその人に頼んでケータイでもアドレスでも聞いたら・・・となるが、人生そううまくは進まない。
その友達に4ヶ月ほど前私は告白されていたのだった。

友達(A君)とちょっとときめいた彼(B君)とは高校からの付き合い。当然、色んな話聞いてるはず。私がどうやってA君を振ったかなど、そこにはプラスに働くものはほぼないであろう。

そして、仮にA君の立場に自分が置かれたら・・・
未練があるうちは非常に辛い。

B君の立場に置かれたら・・・
これまた辛い。
たとえ自分のタイプであったとしても動きがたい相手である。

しかし、ほぼ2年ぶりに訪れた“ときめき☆”をここで無にするにはあまりにももったいない。なんとかして連絡先を!と思った私はB君と二人で撮った写真のネガをかB君が持っていることを思い出した。
そこで、A君にその写真が欲しい旨を伝えて、B君の連絡先を聞こうとした。が、しかし!彼は非常に気を利かせてくれ、わざわざ私がB君に連絡をとる手間を考え、もらってきてあげるといってくださった。それによって私の邪な考えは秒殺!!人間悪いことはできないものである。

そんなこんなで私は今年度中にこっちに遊びに来るというB君の言葉を信じて待つしかない。

ドキッとしてからどうやって距離を縮めていけばいいんだろう。ここ何年もドキ止まりで終わっている。
蒼

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